事件は3月7日午前9時前、フランス北東部に位置するモーゼル県の街中で発生した。モーゼル県はドイツやルクセンブルクと国境を接しており、フランスとドイツの文化が入り混じった地域である。同県を流れるモーゼル川は、フランス、ドイツ、ルクセンブルクを流れる全長545キロの国際河川として観光名所の1つだ。モーゼル川周辺にはブドウ畑が広がっており、古くローマ時代からワイン製造が行われてきた。そんな穏やかな風景の広がる街で起きた事件が人々を驚かせた。
フランスの地方日刊紙『L’Est Républicain』によると、20歳前後の男が改造した電動キックボードで人通りの多いモーゼル県メス市内を時速99キロで走行していたという。この男はかなりのスピートを出していたにもかかわらず、ヘルメットを着用していなかった。
市警察交通担当の白バイ隊員はメス市内で男を発見し、そのスピードに唖然としながらもすぐに追跡を開始した。そして男は白バイ隊員に逮捕され、その後道路交通法違反の手続きを経て釈放された。男の電動キックボードは、製造番号の記載がなかったために押収されたという。
今回のニュースには、人々から「電動キックボードは禁止すべき! 公共の危険物だ」「原因はキックボードではなく、それを間違って使う人のほうが危険だ。私は交通ルールを遵守し、時速20キロは超えないようにしている」といったコメントがSNSにあがっている。
なおフランスではスピード違反が交通事故死の主な原因であり、2022年のパリでは電動キックボードによる事故が408件記録された。このうち3人が死亡し、459人が負傷したという。
またレンタル式電動キックボードは、危険走行や場所を選ばず放置するなどのマナー違反があるとしてパリ市民からの苦情も多い。4月2日には電動キックボードのレンタル廃止を問う住民投票が行われる予定だ。
画像は『Paris-Normandie 2023年3月10日付「En pleine ville, il est flashé à 99 km/h sur sa trottinette」』『L’Est Republicain 2023年3月9日付Twitter「Contrôlé à 99 km/h en ville au guidon d’une trottinette」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)
<このニュースへのネットの反応>
小石でも踏んだら即死だろうによくやるわ
防御力ゼロ、ちょっとした段差でバランス保てなくなるオモチャでようやるわ…これ日本でも急に行動走行可能になったけど利権の匂いがぷんぷんするわ
20キロでも十分危険だが。中華品だと爆発エフェクトまでつくし
市販のボードを改造すれば爆弾載せて、このスピードで突っ込ませることも可能なわけだ
99kmwwwwww怖すぎるだろw
バイクでも小石で跳ねたら怖いのに、キックボードみたいな小径タイヤだと即転等だろうに。スタントマンでもやりたがらないんじゃないか?
コナンが乗るやつかと思った
こんなのが出てくることは容易に想像できただろうにのぅ。
命が惜しくねーのかこのアホは
…まあ、うん。ダーウィン賞受賞するオチにならなかったのはこいつ本人にとっても周囲にとっても良かったんじゃないかな…
こんな改造ができると7月以降に嫌いな奴に復讐するため自動車運転処罰法違反か刑法かを選択する*が出るようになるのかな?
えーと、生きるか*かの罰ゲームかな?。
危険に向かうが本能なのだろう
さすがフランス。レジスタンス国家。テロ国家の鑑。
んで日本はこれを緩和するんだろ?そして似たようなことが「起こってから慌てて対策ガー法改正ガーで見直す」と後手後手w未だにマリカーみたいなゴーカートも平然と走ってやがるし平和ボケしてると取り返しがつかんぞ