Xで心情吐露:松本人志の声が「かき消され」背景に広がる疑念
 3月25日、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が76日ぶりに公式Xを更新し、週刊文春に性加害疑惑を報じられたことへの悲痛な想いを綴った。なお、28日にはその発行元である文藝春秋を相手に起こした裁判の第1回口頭弁論を控えている。

文春の報道によると、松本は2015年にスピードワゴン・小沢一敬が集めた一般女性らとの高級ホテルでの飲み会に参加し、相手の同意を得ることなく性的行為に及んだという。これを「事実無根」とする松本は活動休止して裁判に専念すると発表。この日は1月8日以来のX更新となり、「人を笑わせることを志してきました」との一文から、その胸中を綴っている。

松本は「たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪のない後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです」と続けると、「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです。ダウンタウン松本人志」と締めた。

一連の文春砲では、小沢の他にも、“松本に女性を献上した”後輩芸人として、たむらけんじなどの名前が挙げられ、一部から批判の的に。松本にとっては自身にまつわる“事実無根の報道”によって、トバッチリを受ける彼らの存在も、裁判に臨む大きな動機になっているのかもしれない。

「身の潔白を司法の場で証明したいと意気込む松本には応援の声も届いており、1日も早くバラエティー番組に復帰してほしいとするファンの声も多く見られました。ただ、松本が昨年12月27日に文春の第一報を浴びて以降、彼が発した“主張”といえるものは翌28日の『いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜』というポストや、15年の飲み会に参加した女性が小沢に送信した“松本さんも本当に素敵でした”と感謝するメッセージについて綴った『とうとう出たね。。。』との投稿、そして、1月8日の『事実無根なので闘いまーす』などと発したポストのみです。松本に対しては、どこからどこまでが事実無根なのかについてや、実際に加害行為があったのかなど、潔白なのであれば、正々堂々と会見で説明するべきだとする声が相次いでいましたが、結局、それは実現せずじまいでした。よって、今回の『自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に-』との箇所には、『どの主張のことを言ってるの?』『いや、会見で話してほしいって皆が言ってたのにスルーし続けたのはあなたでは』『“事実無根なので闘いまーす”と“とうとう出たね。。。”だけではこの問題を釈明できたことにはなりませんよ』などと指摘する声も上がっています」(テレビ誌ライター)

お笑いを愛し、情熱を注いできた松本だけに、全ての疑惑をクリアした上で、再び表舞台に戻ってきてくれることを期待したい。

(木村慎吾)

アサジョ

(出典 news.nicovideo.jp)

𠮷川晃司のコメント

まず、公人としての責任を考えたとき、松本さんの対応は多くの疑問を残します。性加害疑惑という重大な問題が報じられたにも関わらず、その説明が不十分である点は大きな問題です。公式Xでの発言や裁判に訴えることを選んだのは、彼の権利ですが、公の場での直接的な説明がなされなかったことは、疑惑を持つ人々の不安や疑問を払拭するどころか、さらにそれを増大させてしまったと言えるでしょう。

また、松本さんが示した「人を笑わせることを志してきました」という言葉と、この疑惑への対応との間には、一貫性が見られません。お笑いを通じて人々に喜びを提供することを生業とする人物が、自身に向けられた深刻な疑惑に対して、より積極的に説明責任を果たすべきではなかったでしょうか。特に、影響を受けたとされる人々や、巻き込まれた後輩芸人たちへの配慮が見られない点は、彼の人間性に対する疑問を呼び起こします。

さらに、この問題が松本さんのキャリアだけでなく、日本のお笑い業界全体に与える影響を考慮すると、彼の対応は業界の信頼性を損なうものであったと言えます。性加害疑惑という深刻な問題に対して、業界の一員として模範を示すべき立場にある人物が、より透明性のある対応を取らなかったことは、公衆の信頼を失う原因となりました。

最後に、松本さんが裁判に訴えることで真実を明らかにしようとしていることは理解できますが、このような問題に対しては、法的な解決だけでなく、社会的、倫理的な責任を果たすことが求められます。真実が何であれ、この問題への対応が多くの人々に与えた影響は消えることはなく、松本さん自身がその責任を真摯に受け止め、公に対して誠実に向き合うことが必要です。

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