中国の大手ポータル/情報サイトの網易はこのほど、米国人がSNSに投稿した「あなたの国で外国人がすることで、最もイラつくことは何でしょうか?」との書き込みに対する回答コメントを紹介する記事を発表した。寄せられたコメントでは、中国人観光客に対する「傍若無人に撮影をする」との意見が多かった。

無料でバラを配る愛の行為に、「タダだ。いただこう、それっ」と殺到

「いいね」を最も多く集めたのは、現在は米国のフロリダ大学の経営学修士課程で学んでいるという人の投稿だった。同投稿は「私がカリフォルニアにいた時期に、街には定期的に大勢の中国人観光客がやってきた。文化の違いなのかもしれないが、私が見た中国人観光客は本当に粗雑ですごい剣幕だった。巨大なカメラを首にぶら下げており、歩道をふさいでしまっていた」と紹介した。

また、動物園では、禁煙の場所でたばこを吸ったり、フェンスをよじのぼって動物を近くから撮影したりした。売店の商品には定価が設定されているのに、販売員に対して値引きを求めて口論になっていたという。

投稿者によると、ニューヨークを旅行した時に、「愛」を広める目的で路上でバラを無料で配っている人がいた。「1本、いただこうか」と思って歩み寄りかけたのだが、「無料」の表示に気付いた中国人20人ほどがバラを配っている人に向かって突進していった。途中で追い抜かれてしまい、バラを配っている人のところについた時には、1本も残っていなかった。中国人の中には、1人で何本ものバラを持っている人もいたという。投稿者は「怒り心頭だった」と表明した。

屋外で結婚記念の撮影をしたら中国人観光客のせいで悲惨な状況に

ニュージーランド人は、中国人のせいで発生した「悲惨な結婚記念」を紹介した。結婚式を挙げた日に、カメラマンを手配してウェリントン市内の展望台で記念写真を撮る計画だった。展望台には、中国人観光団がいた。観光団は撮影現場に突進してきて、カメラマンを押しのけて我先に撮影した。中国人は互いに、中国語で怒鳴り合うように話していた。投稿者は「私は寛容な人であろうと努力しているが、あの日の出来事以来、中国大陸からの観光客には全く我慢ならなくなった」と説明した。

米国で留学中の中国人は、夏休み期間中に父親がやって来た時に、中国人観光客が周囲に迷惑をかける状況を知ったと書き込んだ。父親を連れて野菜や果物を扱う市場に行った際のことだ。会計をしている際に、父親は別に売られていたビーフジャーキーに興味を持った。父親はそのまま、前に立っていた男性を押しのけて突進していった。当然ながら男性は、とても怒った。父親にとって、自分の行為が他人を怒らせるとは、思いもよらないことだったという。投稿者は怒った男性に謝罪せねばならなかった。幸いにも男性は、それ以上騒ぎ立てるような人ではなかったという。

この投稿者は、父親やその友人と一緒にラオスを旅行したこともあった。夕食後に散歩していると、バーの店頭に多くの欧米人が座っていた。父親とその友人は、よい被写体と思って許しも得ずに撮影しはじめた。フラッシュも焚かれたという。欧米人が怒って叫びはじめても、おかまいなしで撮影を続けた。投稿者は、許可なく他人を撮影するのはよくないと説明したが、それでも撮影しつづけた。

海外での問題行動を認めつつ、年上の世代に感謝する中国人

ただし投稿者は、海外で傍若無人なふるまいをする中国人について、ある程度の弁解をした。上の世代の中国人の多くは、農村で育ち、高等教育を受けた結果として都市部で暮らすようになった。彼らは子どものころ、他人のプライベートな空間を尊重したり、公的な「最低ライン」を守る方法を教えてもらう機会がなかったからという。投稿者は、極貧状態だった中国を豊かにしてきた上の世代には感謝しており、外国でも通用するマナーを学び取る条件がなかった彼らを責めるつもりはないと論じた。

投稿者はさらに、自分のような若い世代の中国人は他人を尊重するやり方を知っており、今後は若い世代が増えてくるので、中国人が外国人をいらつかせる状態は、長くは続かないだろうと予測した。

中国人以外にも、中国人観光客の「無礼なふるまい」に同情的な意見を示した人もいる。インド人の投稿者は、中国人の多くは、外国人の視点にさらされた経験がないままに、いきなり全世界を見て回るようになったと指摘。繁栄の第一波が到来した時には、どの民族も似たような状態になるとの見方を示した。

「育ちが育ちなのだから」と米国人女性、トイレについては「もう、いいか」

米国人女性による投稿によると、夫と息子夫婦、さらに孫も続けてイエローストーン国立公園に旅行した際に、中国人観光団と遭遇した。一定時間ごとに熱水を噴き上げる間欠泉の周辺は、安全確保のために遊歩道の外に出てはならない規則だった。しかし中国人は写真撮影にあたっては極めて過激になり、遊歩道から他人を押し出すこともおかまいなしだった。投稿者の女性は、孫の安全を確保するために「大忙し」になってしまったという。

同女性は、自分は中国に行ったことはないと紹介した上で、「これが正しくないのかもしれませんが、ある国ではあまりにも人で混雑しているので、立ちたい場所に立つためには、とても気合を入れて突進する必要があるのかとも思う」などとも書いた。この女性は投稿の最後の部分に「トイレについてのことは、もういいか」と付け加えた。

謝罪した上で「必ず改善される」の信念披露した中国人投稿者

多くのコメントが集まった段階で、中国人から「申し訳ない」とする投稿が寄せられた。中国人投稿者は、「彼らが世界に対して中国のよくないイメージを与えたことを、恥ずべきことだと思っている」と表明した。さらに、海外における中国人のよくない行いは、スマホを通じて中国国内でも紹介されていると説明し、中国社会はそれが「よくない」ということを十分に認識しており、「中国がさらに国際化することにともない、より多くの中国人があなた方の生活習慣に気づき、あなた方の文化を尊重するようになると信じます」として投稿文を結んだ。(翻訳・編集/如月隼人)

米国人投稿者が「中国人観光客の嫌な点」を論じるSNSのスレッドに、世界各地から投稿が寄せられた。中国人からは謝罪した上で、必ず改善されると表明するコメントが寄せられた。写真はニューヨーク。

(出典 news.nicovideo.jp)

「中国人は観光先でも傍若無人な撮影をするから嫌い」という意見がありました。確かに、自撮り棒を使って周りの人々を邪魔するような行為は見過ごせませんね。大切なのは、他人に迷惑をかけることなく楽しむことです。

<このニュースへのネットの反応>

上海ディズニーランドのトイレ脇の植え込みで子どもにおしっこさせてるチャイナがいて呆れたと知人から聞いた。目の前にトイレがあるのに…。

むしろ、中国人のここが好きという部分が1つも無い

アフリカの某国ではしっぺ返しを食らった模様

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