1日の同番組で放送されたのは、「ハニートラップ、ネタばらし後に『今度はホントに…』と誘えば連続で食らわせることも可能説」と題して、しんいちさんに連続ハニートラップドッキリを仕掛ける企画。
仕掛け人に選ばれたのは俳優の三輪晴香さん。ハニートラップのネタばらしを終えた後も三輪さんが演技を続け「今度はホントに……」と再びご飯に誘うなどしたことで、結果しんいちさんは何回もトラップに引っ掛かる羽目に。
なお三輪さんは番組側と事前に、しんいちさんとのキスも承諾していたとのこと（※2人は結局キスをする展開となった）。ネット上では「ハニートラップ出てた女の人演技うますぎて怖い」「三輪晴香さんが上手すぎてそりゃ引っ掛かるな」「ハニートラップの女性は凄すぎる 絶対騙される」と驚きの声があがっていました。
一方、仕掛けられた側のしんいちさんはある異変に気付きます。1日、Xを更新し「えっ!? ちょっと待って!? 晴香ちゃんにLINEしようと思ったらLINEの名前変わってた!!!」と、三輪さんと連絡しているはずだったLINEトーク画面をアップ。偽アカウントだったと知り「ふざけんなっ!!! マジのLINE教えろ!!!」とブチ切れます。
さらに、翌2日には「えっ！ ちょっと待って!! 放送終わってフォロー外されてるって!!!」と、今度は三輪さんがしんいちさんのXのフォローを外していたことに気づいてしまい「ふざけんな LINE教えろ」と再びブチ切れました。
ちなみに三輪さんは放送終了後、Xにしんいちさんとの2ショットをアップ。「水曜日のダウンタウンありがとうございました！ はーーードキドキした いろんな意味で」とユーモアを交えて投稿しています。
「水曜日のダウンタウン」のこの企画については、一部視聴者からの支持を得る一方で、やりすぎと感じる側面もあります。特に、繰り返しハニートラップを仕掛けるというコンセプトは、倫理的な問題を引き起こす可能性があります。
まず、この企画の中で、ピン芸人のしんいちさんが繰り返しハニートラップに引っかかる様子が放送されました。彼は一度目のドッキリが明かされた後も、同じ相手による再度の誘いに乗ってしまうという、かなり強烈な体験を強いられています。これは、視聴者にとっては驚きや興味を引く内容かもしれませんが、しんいちさんにとっては精神的なストレスや信頼の問題に直面することになります。
特に問題視されるべきは、ドッキリが解かれた後もしんいちさんが三輪さんに対して実際に情感を抱き、その後のLINEやSNSのフォロー解除に至るまでのプロセスです。このような個人の感情を弄ぶような企画は、当事者にとって非常に不快で、場合によっては名誉やプライヴァシーの侵害とも取られかねません。
さらに、三輪さんが事前にキスシーンまで承諾していたという点も、エンターテイメントとしての倫理的境界を問うものです。このような身体的な接触を伴う演出は、特にセンシティブな扱いが求められます。
ネット上での反応は分かれるものの、多くの人が演技の上手さを評価しつつも、そのリアリティがかえって仕掛けられた側の心情を踏みにじる結果につながっていると感じています。このような企画は、その刺激的な内容が視聴率を稼ぐ一方で、関与する人々の精神的健康や個人の尊厳を損なうリスクもはらんでいます。
