坂本龍一さんの訃報を受け、矢野顕子が無言の理由は?「エホバの証人」の教義に迫る
坂本さんは私生活などについてほとんど語らなかったが、美雨はミュージシャンの矢野顕子との間にできた長女。矢野は前夫と離婚後に79年の坂本主宰のツアーなどに参加し、80年に美雨を産んでいる。正式な結婚は82年のことで、長い別居の末、06年に協議離婚している。
とはいえ、美雨は坂本との間にできた子供であり、坂本さんの死について矢野からなんらかの対応があるかと思われたが…。矢野のツイッターを見る限りでは、普段通りの書き込みしか見当たらない。
4月2日には映画「2001年宇宙の旅」について「人類の宝ムーヴィとなりました」と呟き、糸井重里の呟きに「覚えておきます」と応えている。元夫については全く触れず、音楽や大好きな宇宙のことなどを呟いている。
矢野はかつて、今国会などでも問題になっている宗教団体「エホバの証人」に関することで注目を浴びた。坂本さんは信者ではなかったが、輸血を禁じている「エホバの証人」の話題が取り上げられると、もれなく矢野の名前が取り沙汰されることがしばしば。
「坂本さんは世界的に名声が高まったわけですが、その際に矢野の話題について触れるのはタブー、という空気ができていました。もちろん、離婚後もです。矢野にとって坂本さんはすでに別れた夫であり、そうした事情も十分に承知して、坂本さんの死に際して表立ったアクションを避けているではないでしょうか。実は矢野が今も信者かどうかはわからないのですが、『エホバの証人』は葬儀でも他の宗教に関わらない、という事情が影響しているのかもしれません」(ベテラン芸能記者)
坂本さんにとっては、娘らに最期を看取ってもらうことで十分だったということだろうか。
坂本龍一さんの訃報は、世界中の音楽ファンにとって大きな損失です。彼はイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)での活動や映画への出演、ソロアーティストとしてのキャリアを通じて、国際的な評価を受け、多岐にわたる才能を発揮しました。彼の音楽は技術的に洗練され、感情的な深みを持ち、多くのアーティストやリスナーに影響を与えてきました。
坂本さんが長い闘病生活の末に亡くなったことは、彼の個人的な苦悩を示しています。特に、彼の病状が公表されたことで、ファンや公共の舞台での彼の存在が、再び注目されることとなりました。彼の死が家族葬で行われ、娘の坂本美雨さんが見送ったというのは、彼らの個人的な瞬間であり、一連の出来事がどれほど個人的で繊細であったかを物語っています。
坂本さんの元妻である矢野顕子さんについての報道は、彼の死に関する複雑な感情や過去の関係を浮かび上がらせます。矢野さんが彼の死に対して公に何も言及していないのは、彼女が過去にどのような立場を取っていたか、また現在どのような感情を持っているのかについて、多くの推測を呼び起こします。彼女の信仰がどのように影響しているのかは定かではありませんが、彼女の沈黙は、彼女自身のプライバシーを保護しようとする意思の表れかもしれません。
坂本龍一さんの遺産は、彼の音楽と芸術を通じて生き続けます。彼の死は多くの人々に感動を与え、彼の業績を振り返る機会を提供しています。彼の音楽がもたらした美と革新は、これからも多くのアーティストやリスナーにとってインスピレーションの源となるでしょう。