松本人志、訴え取り下げもテレビ復帰に難航か?―スポンサーの壁が立ちはだかる理由

松本人志、訴え取り下げもテレビ復帰に難航か?―スポンサーの壁が立ちはだかる理由

《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました》

11月8日夕方、代理人弁護士を通じてこうコメントを発表したのはお笑い芸人・ダウンタウンの松本人志(61)。

昨年12月末に「週刊文春」が報じた過去の性加害疑惑を受け、事実を否定した上で発行元である文藝春秋社などを相手に、5億5千万円の損害賠償などを求める裁判を個人で起こしていた。今年1月から芸能活動を一切休止し、訴訟に注力してきた。

報道が出た当初はXで《事実無根なので闘いまーす》と投稿するなど徹底抗戦の構えを見せていたが、今年8月下旬を最後にXの更新は途絶え、本誌も10月1日・8日合併号にて、松本が水面下で訴え取り下げの準備を進めていることを報じていた。

そして8日に、冒頭のコメントを吉本興業や代理人弁護士事務所の公式HPで発表し、約10カ月にわたる訴訟に終止符が打たれることに。さらに、《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》とあわせて騒動を謝罪。

30年以上にわたって“お笑い界のカリスマ”としてトップランナーを走り続けてきた松本が10カ月以上も表舞台から姿を消したのは初めてのこと。それ故、お笑いファンを中心に活動休止中は復帰を待ち望む声が絶えなかった。

今回の取り下げを受け、X上では一般人だけでなく、オズワルドの伊藤俊介(35)も《松本さん!!ダウンタウンが戻ってくる!!やっと!!嬉しすぎ!!ランジャタイ国さんの眉毛が生える!!!》と投稿するなど、芸人仲間からも期待の声が相次いでいる。

吉本興業は松本の活動再開についてコメントの中で《関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます》としており、現時点では正式に復帰がアナウンスされている番組はまだない。

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『探偵!ナイトスクープ』(ABC・テレビ朝日系)といった多数の人気レギュラー番組を抱え、『M-1グランプリ』や『キングオブコント』といったお笑いコンテストでも審査員を務める松本。ただ、今回の訴え取り下げでスムーズに復帰が進むかというと、決してそんなことはないようだ。

ある広告代理店関係者は言う。

「抜群のコメント力や数字も持っていますし、番組の制作サイドでは、今すぐ松本さんに戻ってきてほしいと思っている人も多いかもしれません。ただ、テレビ局としては、スポンサーを納得させる必要があります。

松本さんの番組には名だたるクライアントが出稿しており、その額も相当なものだといいますが、それ故イメージも人一倍気にしています。訴え取り下げで松本さんと文春サイドの争いにはひとまずの決着がつきましたが、今回のコメントでは、報じられた性加害が本当にあったのか、なかったのかは明らかにされていません。

スポンサーとしては、一度こうした疑惑が報じられただけで、出稿への抵抗感が高まります。さらに今回のコメントで女性との会合があったことは認めていますし、松本さんも謝罪をしています。取り下げたとはいえ、一連の報道で松本さんに大きなマイナスイメージがついてしまったことは動かしがたい事実で、その上で出稿するのはスポンサーとしてもかなりのリスクがある。その壁をクリアしない限り、テレビに復帰するのはなかなか難しいと思います」

果たして、カリスマが再び玉座に座る日は――。

(出典 news.nicovideo.jp)

𠮷川晃司のコメント

松本人志さんのテレビ復帰については、一部から期待の声が上がっているものの、私自身、仮に彼が復帰しても素直に笑うことは難しいと感じます。特に女性の視聴者にとっては、今回の一連の疑惑報道や曖昧な謝罪がどのように受け止められているかを考えると、なおさら厳しい目で見られるのではないでしょうか。

松本さんは「もし不快に思われた方がいれば」という形で謝罪をしていますが、これは誠意のある謝罪とは受け取れず、真実を明らかにしないままの幕引きとして映ります。そうした背景から、特に女性視聴者には信頼を取り戻すのが困難で、スポンサーや視聴者からの支持も以前のようには戻らないのではないかと感じます。

個人的には、今回の騒動で失われた信頼とイメージを鑑みると、松本さんの復帰を望むことはできません。お笑い界における彼の貢献や人気を認めつつも、視聴者として心から笑えない状況での復帰には賛同しかねます。

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