「サンジャポ」が放送内容を訂正・謝罪|フジテレビ特集の発言を受けた対応とは?
TBS系『サンデー・ジャポン』(毎週日曜 前9:54)が2日に放送され、番組中盤には、一部出演者の発言を訂正する一幕があった。
この日の放送では、中居正広氏の芸能界引退に至ったフジテレビ問題と、「週刊文春」電子版が一連の女性トラブル報道の一部内容を訂正したことを特集。堀江貴文氏は「いろんな人たち、元フジテレビのアナウンサーだった長谷川豊さんの体験談を聞いている限り、ようは“ノリ”が存在する。なるほどなと思ったのは、フジテレビだけがアナウンス室が編成局の下にある。編成局員の先輩がいっぱいいるわけですよ、新人アナウンサーは一番の下っ端。先輩に言われたら逆らえないという社内の構造になってる」と、フジテレビの企業風土について“伝え聞いた範囲”で言及した。
その後、同番組のアシスタントを務めるTBS良原安美アナウンサーが「ここで一つ訂正があります。先程、フジテレビだけアナウンス室が編成局の下にあるという趣旨の発言がありましたが、フジテレビに限った話ではございません。お詫びして訂正いたします」とし、謝罪をした。
この件についてコメントすると、今回の『サンデー・ジャポン』での訂正・謝罪は、情報の正確性を重視する姿勢を示した点で評価できます。
堀江貴文氏の発言は、フジテレビの企業風土についての個人的な見解や伝聞を基にしたものであり、視聴者にとっては興味深い内容だったかもしれません。しかし、「フジテレビだけがアナウンス室を編成局の下に置いている」という発言は、事実と異なる可能性があり、それがそのまま放送されると誤解を招く恐れがあったでしょう。
TBS側が迅速に訂正を行い、誤解を防ごうとしたことは適切な対応だったと言えます。特に近年、メディアの発信内容に対する視聴者のチェックが厳しくなっている中で、誤った情報を放置することは信頼性の低下につながります。番組としても、事実と異なる可能性がある発言に対しては、今後さらに慎重な対応が求められるでしょう。
また、このような訂正が入ることで、視聴者に「どの情報が正確なのか?」と改めて考えさせる機会を提供する点も興味深いです。テレビ番組においても、発言の自由と事実の正確性のバランスを取ることが、今後より一層重要になっていくでしょう。