夏の食中毒に注意! 〇〇はよく焼いて食べよう!厚生労働省の注意喚起
レシピのバリエーションが豊富な、鶏肉。
牛肉などに比べて安く手に入ることもあって、多くの家庭で親しまれているでしょう。
鶏肉料理の食中毒に注意!
そんな鶏肉を、家庭で調理する際に、気を付けなければいけないポイントがあることを知っていますか。
厚生労働省食品安全情報(以下、厚生労働省)のXアカウントは、『鶏肉料理による食中毒』への注意喚起を投稿しています。
【カンピロバクター食中毒に注意しましょう!】
家庭で鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒を予防する3つのポイント
①十分な加熱(鶏肉の中心が白くなるまで焼く)
②サラダなど生で食べるものとは別に調理
③鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒#食中毒#カンピロバクターhttps://t.co/os8PnYY552 pic.twitter.com/9Dlbc0KSJW— 厚生労働省食品安全情報 (@Shokuhin_ANZEN) July 23, 2024
厚生労働省によれば、生や半生、加熱不足の鶏肉料理による『カンピロバクター食中毒』が多発しているとのこと。
カンピロバクターとは、ニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で、少数の菌数でも食中毒を発生させるといいます。
※写真はイメージ
『カンピロバクター食中毒』を防ぐためには、鶏肉の中心が白くなるまで焼くことが大切です。
また、生で食べるものとは別に調理したり、鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒したりすることも予防になるといいます。
ネット上では『カンピロバクター食中毒』の情報について、「これは恐ろしい」「知らなかった。注意します」「職場の同僚が『カンピロバクター食中毒』になって、しばらく休養していた。みんな気を付けて!」などの声が上がっています。
2024年8月現在、夏真っ盛りのシーズンを迎えています。キャンプでのバーベキューなどで、鶏肉を自分で焼く機会も増えるでしょう。
鶏肉を焼く時は、厚生労働省の投稿を思い出して、食中毒に注意したいですね。
カンピロバクター食中毒について
カンピロバクターは、主に鶏や牛などの腸管内に存在する細菌であり、人に感染すると食中毒を引き起こします。特に少数の菌数でも食中毒を発症させるため、注意が必要です。カンピロバクター食中毒の主な症状は以下の通りです:
- 発熱:感染から数日後に高熱が出ることがあります。
- 腹痛:強い腹痛を伴うことが多いです。
- 下痢:水様性の下痢や血便が見られることがあります。
- 吐き気と嘔吐:一部の患者では吐き気や嘔吐を経験することがあります。
これらの症状は通常、感染後2〜5日で現れ、1週間程度続くことがあります。
カンピロバクター食中毒の予防法
カンピロバクター食中毒を防ぐためには、以下のポイントを守ることが重要です:
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十分な加熱:
- 鶏肉を調理する際は、内部が白くなるまでしっかりと加熱することが必要です。中心温度が75℃以上になることを目安にしましょう。
- 生や半生の鶏肉を避け、完全に火が通った状態で食べるようにしましょう。
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交差汚染の防止:
- 生の鶏肉と他の食品を別々に扱うことが重要です。生の鶏肉を切った包丁やまな板でサラダなどの生食用食品を切ることは避けましょう。
- 鶏肉を扱った後は、手をしっかりと洗いましょう。
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器具の消毒:
- 鶏肉を調理した後の器具や調理台は、熱湯でしっかりと消毒しましょう。これにより、細菌の残留を防ぐことができます。
まとめ
カンピロバクター食中毒は、特に家庭での不適切な鶏肉の取り扱いによって発生することが多いです。適切な加熱、交差汚染の防止、器具の消毒を徹底することで、食中毒のリスクを大幅に減らすことができます。特に夏場のバーベキューシーズンでは注意が必要です。家族や自分の健康を守るために、これらの予防策をしっかりと実践しましょう。
[文・構成/grape編集部]