チロルチョコ「虫混入」騒動で販売元が声明発表「誤認や保管状況の影響か」

チロルチョコ「虫混入」騒動で販売元が声明発表「誤認や保管状況の影響か」

 チロルチョコは公式X(Twitter)を11月5日に更新。同社が手掛けるチョコレート駄菓子「チロルチョコ」の中に虫がいたというX上での投稿について、投稿者が最近購入したという事実は誤認であること、および自宅での保管状況がよくなかったことが確認できたと説明しました。

【画像】拡散していた“虫混入”の投稿

チロルチョコ、“虫混入”の投稿拡散→販売元が調査

 X上では4日の午後から、チロルチョコの中に虫が混入していたとする写真や動画付きの投稿が拡散。幼虫やサナギとみられる動画や写真を添付した投稿は波紋を広げ、一部投稿は2000万件以上の表示数、約3万5000件の“いいね”を記録していました。なお、すでに一連の投稿は削除されています。

 チロルチョコは同日の21時過ぎにXで、「現在X上でチロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主様にDMを送りご返信をお待ちしている状況です」と現状を説明。「投稿のお写真は毎年発売の季節商品と思われますが今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」とコメントしました。

 そのうえで「投稿主様と皆様にご不快とご不安を与え大変申し訳ございません」と謝罪。早急に調査し、報告するとしていました。

「最近購入したという事実は誤認」「ご自宅での保管状況がよくなかった」

 チロルチョコは5日の14時前、該当投稿について投稿者の家族と本人から謝罪の連絡を受けたとして、「最近購入したという事実は誤認であること、ご自宅での保管状況がよくなかったことが確認とれました」と説明しました。

 また投稿者の友人が持ってきた商品にも虫が混入していたという投稿についても、誤認であると連絡を受けたとのこと。「虫が発生したのは投稿主様の長期保管していた商品になります」と述べています。

 チロルチョコはあわせて「弊社としてはご家族とご本人様からお詫びのご連絡を頂いておりますので投稿主様へのコメントやお問い合わせはお控え頂けますと幸いです」と呼びかけました。

2013年6月にも同様の事案発生

 なお、チロルチョコを巡っては2013年6月にも、芋虫が混入していたという投稿が当時のTwitter上で拡散。チロルチョコは同日中に公式Twitterで該当商品について、「現在ツイートされている商品は昨年(※2012年)の12月25日に最終出荷した商品で掲載されている写真から判断しますと30日~40日以内の状態の幼虫と思われます」とコメントを発表していました。

 当時、チロルチョコは「詳しくはこちらのサイトをご覧下さい」と、日本チョコレート・ココア協会の「よくある質問」ページのURLを添付。同サイトによると、チョコレート製品の生産段階で虫の卵や幼虫が入ることは通常なく、工場を出荷してから家庭で消費する間に侵入するケースが大半だといいます。

 また、虫の種類は「ノシメマダラメイガ」「スジマダラメイガ」「コクヌストモドキ」などが代表的で、それらを万一誤って食べたとしても人体に直接害はないとしつつも、心配の場合は医者に相談するよう説明していました。


(出典 news.nicovideo.jp)

𠮷川晃司のコメント

今回のチロルチョコ“虫混入”騒動について、SNS上での拡散が非常に大きな波紋を広げた一方で、事実と異なる情報が発信されていたことが明らかになりました。この件は、SNSが持つ拡散力の凄まじさを改めて感じさせますが、その影響力が悪意や不正確な情報によって企業や消費者に大きな混乱をもたらす危険性を浮き彫りにしています。

問題の投稿が拡散された背景には、SNSでバズらせることを目的とした悪意ある行動が含まれている可能性があります。もし今回の騒動が事実誤認や誇張された情報によって意図的に拡散されたのであれば、それは非常に深刻な問題です。SNSを利用する際、フォロワーや注目を集めるために事実を歪めたり、無責任に企業を批判する行動は避けるべきです。

企業がこうした誤情報に対処するには、多くのリソースを費やし、ブランドの信頼回復に努める必要がありますが、一度広まった誤情報は完全に払拭するのが難しいのが現実です。こうしたケースは、企業だけでなく消費者にも情報を見極める責任があることを思い起こさせます。

さらに、過去にも同様の事案があったことから、誤解を防ぐためにも食品の保管状況や取り扱いについて、消費者が正しい知識を持つことが重要です。今回のようなトラブルを回避するためには、企業と消費者の双方が正確な情報に基づき、冷静に対応することが求められます。

<このニュースへのネットの反応>

チロルチョコにクレーム入れただけなら「謝罪があったのでこの話は終わり」とチロルチョコ側が声明するだけで良いが、Xという不特定多数が見る場に投稿してしまっている以上、投稿者本人がXで謝罪すべきだと思う。

ご家族が謝罪とかあるし、*ガキが不衛生な環境に放置してたお菓子を発見して食べようとして虫に気付いて、これは目立てるぞと興奮して投稿。どんどん大事になりメーカーから直接連絡が来て、スシローのぺろぺろクソガキみたいになるんじゃないかと震え上がって家族に相談して謝罪へって流れかね。

『誤認』ねぇ? 便利な言葉だこと

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