首都圏で相次ぐ強盗事件、犯人への反撃は正当防衛になるのか? 法的見解を解説

首都圏で相次ぐ強盗事件、犯人への反撃は正当防衛になるのか? 法的見解を解説

首都圏を中心に、住宅を狙った強盗事件が相次いで発生している。捜査機関は、「闇バイト」を実行役として各地で発生している強盗事件との関連も調べているようだ。

10月16日には、横浜市青葉区で高齢の住人男性が殺害される強盗殺人事件が起きた。

翌17日には千葉県市川市で、3人組が住宅の窓ガラスを割って侵入し、金品などを盗んで室内を荒らしたほか、住人の女性(50)を連れ去ったとされる事件が発生。女性はその後保護されたもののケガを負っていたと報じられている。

報道によると、この事件で逮捕された被疑者男性の指紋が、16日の強盗殺人事件(横浜市青葉区)の現場で見つかった指紋と一致したという。

住人に危害を加えることもためらわない強盗は凶悪犯罪というほかない。住人が押し入ってきた強盗犯に出くわしたら、身を守るためにとっさに武器を持って応戦することもありえそうだが、もし応戦して強盗犯を死亡させてしまった場合でも罪に問われるのだろうか。刑事事件にくわしい澤井康生弁護士に聞いた。

●強盗犯に対する「正当防衛」には特別規定がある

——自分の身を守るための行為で強盗犯を死亡させた場合でも犯罪になるのでしょうか。

強盗事件の場合は、「刑法上の正当防衛」と「盗犯等防止法上(盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律)の正当防衛」が成立する可能性があります。

刑法上の正当防衛は、急迫不正の侵害に対して、必要性(不正の侵害を排除するのに必要であること)・相当性(社会通念上防衛行為としての妥当性が認められること)のある防衛行為を行った場合に成立します。

成立した場合、その防衛行為は違法ではない(適法となる)として、犯罪には当たらず、処罰もされません。

必要性や相当性が認められるためのハードルは高く、正当防衛が成立するのはレアケースといっていいほどです。

たとえば、相手が素手で殴りかかってきたのに対し、こちらが刃物で応戦した場合には相当性が欠けるので、原則として正当防衛は成立しません。

もっとも、相当性が欠ける、すなわちやり過ぎでしまったというような場合でも過剰防衛が成立し得ます。過剰防衛の場合、犯罪自体は成立しますが、刑は減刑または免除されることがあります。 

——「盗犯等防止法上の正当防衛」はどう違うのでしょうか。

盗犯等防止法1条1項は、窃盗犯や強盗犯から自分の身を守るために防衛行為を行った場合、犯人を殺傷したとしても正当防衛が成立することを定めています。

さらに同条2項は、被害者に現在の危険が差し迫っていなくても恐怖や驚愕、狼狽で犯人を殺傷してしまった場合であっても罰しないと規定しています。

刑法上の正当防衛は防衛行為の相当性が厳格に求められるのに対して、盗犯等防止法の正当防衛は相当性の要件が緩和されていると考えられています(最高裁平成6年6月30日判決)。

窃盗犯や強盗犯に遭遇した状況において自分の身を守るために行き過ぎた反撃をしてしまった場合に、特別に正当防衛の成立を認めやすくした規定なのです。

とはいえ、誰が見ても「いくらなんでもそれはやり過ぎだよね」と思われる防衛行為を行って犯人を殺傷した場合には盗犯等防止法上の正当防衛は成立せず、過剰防衛の成立にとどまることになります。

【取材協力弁護士】
澤井 康生(さわい・やすお)弁護士
警察官僚出身で警視庁刑事としての経験も有する。ファイナンスMBAを取得し、企業法務、一般民事事件、家事事件、刑事事件などを手がける傍ら東京簡易裁判所の非常勤裁判官、東京税理士会のインハウスロイヤー(非常勤)も歴任、公認不正検査士試験や金融コンプライアンスオフィサー1級試験にも合格、企業不祥事が起きた場合の第三者委員会の経験も豊富、その他各新聞での有識者コメント、テレビ・ラジオ等の出演も多く幅広い分野で活躍。陸上自衛隊予備自衛官(2等陸佐、中佐相当官)の資格も有する。現在、早稲田大学法学研究科博士後期課程在学中(刑事法専攻)。朝日新聞社ウェブサイトtelling「HELP ME 弁護士センセイ」連載。楽天証券ウェブサイト「トウシル」連載。毎月ラジオNIKKEIにもゲスト出演中。新宿区西早稲田の秋法律事務所のパートナー弁護士。代表著書「捜査本部というすごい仕組み」(マイナビ新書)など。
事務所名:秋法律事務所
事務所URL:https://www.bengo4.com/tokyo/a_13104/l_127519/


首都圏で相次ぐ強盗事件 反撃して犯人死なせても「正当防衛」認められる?

(出典 news.nicovideo.jp)

この記事で取り上げられている「正当防衛」の問題について、強盗事件における住民の対応に焦点を当てた議論は非常に重要です。特に、家宅侵入し武器を持った強盗に対して、住人が自身や家族の安全を守るために応戦した場合、正当防衛が成立するべきだという意見には一定の合理性があります。

1. 強盗犯の脅威と住人の正当防衛の必要性
まず、強盗犯が家に侵入し、特に武器を所持している場合、その脅威は極めて深刻です。このような状況では、住人は命の危険を感じるのが当然であり、とっさに武器を取って身を守る行為は合理的です。このような状況下では、強盗犯の侵害は「急迫不正の侵害」に該当し、正当防衛の要件を満たし得ます。

2. 盗犯等防止法の特別な保護規定
記事でも述べられている通り、通常の刑法上の正当防衛よりも、「盗犯等防止法」には特別な保護規定が設けられています。この法律では、強盗犯のような特に危険な犯罪者に対する防衛行為について、通常よりも広い範囲で正当防衛が成立することが認められています。これは、強盗が家宅侵入し、住人が生命の危険を感じた場合に、恐怖や狼狽から犯人を殺傷してしまっても、罰せられない可能性が高いことを意味します。

3. 過剰防衛の問題
ただし、防衛行為が「やり過ぎ」と判断される場合には、過剰防衛として扱われる可能性が残ります。例えば、相手が逃げようとしているにもかかわらず、追い打ちをかけて危害を加えた場合などです。過剰防衛に該当する場合でも、刑が減軽される可能性があるものの、無罪とはなりません。

4. 社会的な視点からの正当防衛の必要性
強盗が増加している背景では、住人が自宅での安全を守るための手段として、武器を使用することが正当であると考える社会的な視点も理解できます。特に、日本のように銃器規制が厳しい国でも、住人が自分や家族を守るための最低限の防衛手段を持つことは、正当防衛の観点から一定の合理性があります。

総じて、強盗犯に対する防衛行為は、特に住人が生命の危険を感じる状況では、正当防衛が成立するべきだと考えます。

<このニュースへのネットの反応>

相手が素手で殴りかかってきたのに対し、こちらが刃物で応戦した場合には相当性が欠けるので、原則として正当防衛は成立しません…ってマッチョな素手の強盗によぼよぼの年寄が素手で立ち向かう以外認められないって事?

最悪*れるのに...ベンゴシセンセは気楽でいいね

拘束されて*れてる事件が起きてるのにマジで言ってんのか

素手の暴力でも人は死にます。でもめったに死にません。めったに無いことだから自分の*可能性を押し付けられても我慢しろ。法律はそう言ってるわけですよ。

正当防衛は当たり前だろ。さすが日本、平和ボケの愚質問だわw法的には認められても平和ボケ日本社会が認めるかどうか怪しいけどな。どんな理由であれ殺人は殺人と頑なに拒絶しかねない。そこが日本社会の怖いところだ

庶民にそういう考えを変えさせるには凶悪な暴力犯罪が増えた方がいいのかも知れない

>taku 相手が格闘技を修めてたり、彼我の体格差も酌量されると思うけどね。現に空手選手やボクサーってのは素手でも凶器持ちと認識されるし。あと強盗だったりした場合は記事にあるように正当防衛として認められるでしょ、やり過ぎは行かんけど。刑法上の正当防衛ってのは、書き方悪いけど人間トラブル、喧嘩とかの場合だと思う

こっちが素手だったとしても、相手の武器奪って*ちゃったら過剰防衛で罪になるから気を付けろ。

>最悪*れるのに...ベンゴシセンセは気楽でいいね    裁判の判例とか法律がそうなっていますってことだから、弁護士は悪くない。悪い奴というなら、法律作る政治家が悪いということになる。

反撃で大けがさせて自宅から追い出せば強盗も申告しないから正当防衛以前に認知されないから問題ないって感じか?救急車や警察呼ぶと面倒なんだなー。勉強になります。

悲しいねぇ、しかし護身術を学んだトコロでも対処するのは厳しいよなぁ

素手で殴り◯したら正当防衛なんですね。 確かにハードルが高いですね。

弁護士の戯言は置いといて、私有地への無駄駐車とか強盗への反撃とかの実力行使を認めない税金泥棒は滅ぶべきよ。

複数に襲われた場合、組まれたら終わるんだから犯罪者の安全を考えて行動なんてできないな。どんな結果でもやれることやるしかないだろう。犯罪者の行動任せとか運要素を強要されても従う気になれない

過剰防衛になっても情状酌量で変わってくるから、必ずしも弁護士の言ってる通りにはならんけどね

強盗に反撃して過剰防衛に成るのは無力化した後も追撃した場合じゃないの?

人*に*れるくらいなら、人*に*せるくらいなら、人*を*てまえよ。その方が社会的にマシやんか。なんで襲う側の方が肉体的に強い場合でも素手で反撃せにゃならんのや犯罪者支援組織かワリャ。

まず自分の身を守ろう、やりすぎかどうかは助かってから。ただ防*てようがアホ過ぎて防犯装置が何の為にあるか考えずに侵入してくるのが怖い所だな。わざわざ闇バイト応募して何もしない奴に分け前与えてリスクだけ取るくらいならそんな仲介通さない方が余程マシだろうに。というかそもそも民家強盗で得られる物と*たリスクが釣り合わん事も分からんから使われるんだろうけど。

死刑反対してた弁護士も自分の身内がやられると死刑賛成派に回るんよな

*だら意味無いから細かいことは生き残ってから考えれば良くね?

普通に認められるので過剰防衛なんぞ気にしないように、*みたいな両論極論ks弁護士の話は忘れるように。**ないなんてものは結果でしかないので自分の命や財産を守る行動をして、もちろん逃げるのも択の一つであることを忘れないように

早い話、強盗に襲われて*てしまっても「あのときは*れない為に必死だったからあまり覚えてない」と言えば正当防衛は成立するってこった。その時の内面なんて証明のしようもないしな。この手の記事にしては犯人側に寄らないいい記事だ

じゃああとは方法だな。凶器を準備すると正当防衛にならないから、家にありそうなものでやれそうな方法はと

というか正しい抵抗を正当防衛にするのがお前らの仕事

あの家に強盗に行ったきり戻らないなんて警察に通報するはずもないので、先手必勝で処せばいい。マイホームヒーローより簡単だ。

最後は、殺るか殺られるかの2択になっちまうんだろうか

先ず犯罪が無ければ正当防衛で悩まん。犯罪が無くとも業務が有るのが弁護士。そちらで稼ぎな無能。

去年池袋で中国人の社長の家に5人組が押し入って、反撃されてひとり*だ事件あったろ。あれその後有罪になったって話聞かないから、逃げたのを追いかけて追撃するとかしなければ基本正当防衛じゃないの。有罪になってて俺が知らないだけだったらすまん

重要になる点として「強盗相手に怪我させたor*せた」どちらの場合でも即警察に通報して「強盗に遭遇し抵抗する他無かった被害者」としての立場を確保する事だね。強盗側が警察に駆け込む可能性も自首などでありますのでその際に隠ぺいしてると「加害者」としての立場で操作を受ける可能性が出てくる。

そもそも施錠されている家屋に押し入ってきている以上、そいつが素手だろうが武器を持っていようが、住民にとっては十分に生命財産が危ぶまれている状態なんだから、拳銃での反撃でもない限りは正当防衛の範疇だろ。自分の手元に美術品として飾ってある刀が一振りでもあったら絶対に手に取るわ。それが包丁になるか野球のバットになるかというが「程度」の話じゃないか?

自分の命とか尊厳がかかっている状況下で、凶悪犯の身の安全を第一に考えるの?無理ゲーじゃん。てか犯人が悪いのは当たり前なんだから被害者を守ってください

ここぞとばかりに加害者の肩を持ち応援するクソッタレの反社集団。

とりあえず、部屋にカギを付けようか(*´・ω・`)

弁護士にもよるだろうから、少なくともこの記事に協力した弁護士に頼まなければ良いって事だな。

こちらだけ縛りプレイってのは割に合わないので。

>>あ2間違っても弁護士や便コムを擁護するわけじゃないが日本の裁判官の質にも問題がある酔っ払いに殴られて殴り返した男には懲役三年一発実刑喰らわせつつ子供*た女には執行猶予みたいなお花畑裁判官が横行する日本で男の正当防衛が認められるかは怪しい

そもそも不意打ちで襲われてなお返り討ちにできるような奴って強盗のターゲットにはならないんじゃないかなぁ。

包丁を手に持ってたら威嚇しながら助けを呼ぶのが確実だからね。その状態で犯人が襲ってきたら仕方ないが自分が襲い掛かるのは違うし追い出そうとするより逃げ出さないといけない状況にした方が安全。

机上稼業は気楽なもんだな。事件はテメーのデスクで起きてるんじゃねーんだよたわけが

騒音で攻撃してる車に走行中攻撃し返しても良いことにならないかな。

質問の仕方がクソほど下手なのか、わざとやってんのか知らんが、結局今多発してる強盗のケースはどうなんだよ。遠回しに正当防衛になると言ってるようにも見えるが、はっきり書けや

日本警察が日本人を守らず外国人優遇だもんねえ。

空き巣に入られた事があるので、一回敷地内にワナを仕掛けたら見回りにきた警官から「殺意がある」という事で注意されたな。その後空き巣は捕まったが盗品は弁償されなかった。なんでやねんと思う。

『絶望先生』という漫画はバカみたいだなと思う。見えない敵と戦っている回は最悪でした、凶悪事件の対応策を考えるのを反対する原作者のわけのわからん思想はバカみたいだと思いました。この作者は人から何万回も言われていると思いますがバカですね。

時間を稼ぐのはいいが 別に、あれを倒してしまっても構わんのだろう?

私は金属バットかスコップでも振り回して犯人に大声でやめるように説得してみますかね。

もう過剰防衛でもいいから身を守った後原告側だろうが加害者より良い弁護士雇えって事なのかね。

危険な状況になったら身を守るための最善策を取るしかない。刑事事件では弁護士は加害者は守るけど被害者は守ってくれないんだから。

実際のところ*恐怖に直面すると人間はタガが外れるので、何の特訓もしてないし訓練もしてない一般人が人間殴り*た事件は日本問わず世界でも結構起きてるからな 殴らずともその辺にそれっぽいものがあるだけで人はさっくり*ので

戸締りした家の戸を破壊して押し入って強盗目的でコロシに来る様な害獣なんかに人権無いでしょ何言ってんだ

2週目か攻略サイト見ないと初見の強盗の攻撃方法とか戦闘力、殺意がわからないんだがどうやったら適切な攻撃で無力化すればいいのか

「次の闇バイトどこ行く?」って会話があったら、この弁護士先生の家を是非とも推したい

実際に命の危険が差し迫っているときに、いちいち正当か過剰かなんて考えている余裕なんてないと思いますがね。

自分や家族の生命と財産を力で奪おうとする輩に対して、出来る事があるのに何もしない訳にはいかないよね。やっぱり手元に凶器があればそれで応戦するのはやむを得ない。たとえ過剰防衛であっても

弁護士先生は検索すると2018年調査の年収が2000万を超えている、おそらく掘り尽くされる前の過払い金の金山を掘ってた弁護士は一般家庭より裕福だと思うよ

人間以下のクズなんざ○してもペットをやっちゃった時の器物損壊罪よりも刑軽いだろ

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事