道路冠水時の対処法:警視庁からの重要な注意点と安全対策
日本各地を豪雨が襲っている、2024年の夏。
都心も複数の地域で道路が冠水し、往来に支障が出ました。
同年8月27~28日頃にかけては、台風10号が西日本から東日本に接近すると見られています。
住居周辺が冠水する可能性がある場合は、注意が必要でしょう。
道路冠水はどういう点に注意?警視庁が解説
警視庁警備部災害対策課(以下、警視庁)のXアカウントは、台風10号の接近に人々が備えられるよう、道路が冠水した際の注意点を紹介。
徒歩の場合と、車の場合に分けて注意をうながしています。
警視庁によると、水位が低く見える膝下の冠水でも危険とのこと。
冠水した道路は、水が濁っているとよく足元が見えません。徒歩の場合、普段は避けられる側溝に落ちてしまう可能性があります。
もしマンホールの蓋が浮き上がっていたり、自転車などが沈んでいたりしたら、足を取られることもあるでしょう。
障害物を避けるには、傘などで足元を探りながら進むとよいそうです。
※写真はイメージ
また、長靴より運動靴のほうが、紐をしっかり結べば脱げにくいとのこと。自分が履いている靴によっては、無理せず迂回したほうがいいかもしれません。
車の場合は、約15cmの高さがある縁石が沈み込んだ道路は迂回しましょう。
車種にもよりますが、吸気口から浸水し、エンジンが停止するなどの危険があります。
突然の豪雨。膝下の冠水でも危険です。蓋の開いたマンホールや倒れた自転車等が隠れているので、傘等で足元を探りながら進みましょう。長靴より運動靴の方が紐をしっかり結べば脱げにくいです。車両は、縁石が沈み込んだ道路は迂回し、側溝に詰まったゴミを急に取り除くと水圧で吸い込まれるので注意を pic.twitter.com/ZJ4JJUU0KY
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 23, 2024
国土交通省によると、ドアの下端にかかる高さまで水没すると、車外の水圧により、内側からドアを開けることが困難となる危険もあるとか。
さらに、タイヤが完全に水没してしまうと、車体が浮いて移動が困難になります。
車の場合も、進むのが難しそうであれば、焦らず迂回ルートを探しましょう。
投稿が参考になった人々からは、このような反響が上がっています。
・ゲリラ豪雨が最近多いから、対策を覚えておきたい。
・長靴より紐靴がいいのは知らなかった!
・水流の勢いはバカにできないな。
・夜は特に水中が見えないので、怖いですね。
・豪雨で溜まった水は汚れているので、足の切り傷に注意。感染症に罹る可能性があるので、下手に浸からないで!
コメントの指摘通り、水害の水は汚水が混ざっていることがあり、雑菌が多い点も注意が必要。
冠水した道路を通って帰宅した際は、足元や持ち物を洗浄し、除菌するのも忘れないようにしましょう。
万が一に備え、冠水時にどう行動したらいいかを覚えておきたいですね。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @MPD_bousai
この記事では、2024年の夏に日本各地を襲った豪雨について取り上げています。都心でも道路が冠水し、交通に支障が出ているとのことです。さらに、台風10号が西日本から東日本にかけて接近する可能性があり、住居周辺が冠水する恐れもあるので注意が必要です。
警視庁の災害対策課は、道路が冠水した際の注意点を、徒歩と車それぞれの場合に分けて説明しています。徒歩の場合、たとえ膝下程度の浅い冠水でも危険です。水が濁っているため、側溝に落ちたり、浮き上がったマンホールの蓋に足を取られたりするリスクがあります。足元を探るために傘を使ったり、長靴よりも紐をしっかり結んだ運動靴を履いたりすることが推奨されています。
車の場合も注意が必要です。冠水した道路で約15cmの縁石が見えなくなっていたら、迂回が勧められています。吸気口からの浸水でエンジンが止まる危険性があり、さらに水圧で車のドアが内側から開かなくなることもあります。焦らず、進むのが難しそうな場合は迂回ルートを探すのが賢明です。
記事のコメント欄では、多くの人々が参考になったという反応を示しています。「長靴よりも紐靴がいいとは知らなかった!」や「水流の勢いはバカにできない」といった声が寄せられています。また、冠水した水は雑菌が多く含まれているため、足に傷があると感染症のリスクが高まることにも注意が必要です。
豪雨の際には、身の安全を最優先に行動し、冠水した道路を通った場合は帰宅後に足元や持ち物をしっかり洗浄・除菌することが大切です。日頃からこうした知識を備えておくことで、万が一の際にも冷静に対応できるでしょう。