兵庫県の斎藤知事、辞職要求に涙で謝意表明も辞職を改めて否定 — 3年前の支援議員に感謝と悔しさを語る
兵庫県の斎藤元彦知事は11日の会見で、『職員へのパワハラ』などの疑惑を内部告発された問題で、県議会はすべての議員が知事に辞職要求で一致したことについて「大変重い申し入れということで、真摯に受け止めたい」と述べた。
県議会は12日、最大会派の自民党など4つの会派に加え、無所属の議員4人も斎藤氏に辞職を求めることになった。
辞職要求を受けて、斎藤氏は「文書問題の調査、9月補正や来年度予算の議論をしっかりやっていくことが今の思い」と改めて辞職を否定。
3年前の知事選で支援を受けた自民党議員からも辞職を求められることについては「選挙に勝って、知事に就任してこれまでやってきた。私は自分の政策や、先生方のアドバイスを十分受け止められなかったところもあるかもしれないが、議会が終わるたびに『頑張れよ』と言っていただいた。こういう状況になったのは大変申し訳ない。自分自身に悔しい。先生方には心から感謝していて申し訳ない」と涙ながらに語った。
(『ABEMA NEWS』より)
斎藤知事の今回の対応は、まさに自己中心的な態度を際立たせています。辞職要求に対して「真摯に受け止めたい」と言いつつ、実際には辞職を断固として拒否している様子は、結局のところ自分の立場を守ることが最優先であることを示しています。さらに、自分が受けた支援に感謝しながらも、その恩を返すどころか、議会や支援者たちの期待を裏切った後に「自分自身に悔しい」と涙する姿も、自らの立場を哀れに見せるためのパフォーマンスに過ぎないのではないかと感じられます。
結局、知事の涙は同情を引きつけようとしているだけで、問題の本質に向き合う姿勢が欠けているのが明らかです。全てが自分を中心に回っているかのような発言と態度は、真のリーダーシップを欠いており、県民の信頼を得ることは難しいでしょう。