ラブレターズ、念願のキングオブコント2024初優勝の舞台裏

ラブレターズ、念願のキングオブコント2024初優勝の舞台裏

 『キングオブコント2024』決勝が12日、都内で開催され、コンビ結成の16年目のラブレターズが、3139組の頂点に立った。大会終了後に行われた会見にやってきた塚本直毅と溜口佑太朗は、念願のチャンピオンに涙ぐむシーンも見られた。

【写真】5度目のチャレンジで見事栄冠を掴んだラブレターズ

 史上最多となる3139組が参加した『キングオブコント2024』。決勝に進出したのは、コットン、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ、ニッポンの社長、cacao、シティホテル3号室、ダンビラムーチョ、ファイヤーサンダー、や団の10組。そこから、ファイヤーサンダー、ラブレターズ、ロングコートダディの3組がファイナルに進出するなか、わずか1点差で、ラブレターズが激戦を制した。

 2009年に結成されたラブレターズは、塚本、溜口からなるコンビ。2011年、2014年、2016年、2023年に次いで5度目の決勝進出で、初の栄冠を獲得した。塚本は「粘って良かった。これからも今回のことを糧に頑張って活動したい」としみじみ語ると、溜口も「ずっと負け続けてきた人生だったのですが、続けていれば報われることがあるんだなと自分を褒めたいです」と胸を張っていた。

 また溜口は「予選で若い子たちと戦って、老害みたいに思われていた」と語ると「早く抜けろよと言われていたので、優勝という一番いい形で抜けることができて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。

 優勝賞金は1000万円。塚本は「子供がいるので学資保険とかに使いたいですね」と回答すると、溜口も「今回副賞でお米を貰いましたが、いま米不足なので、追加でお米を買おうかなと思います」とコンビで堅実さをアピール。それでも溜口は「お世話になった方々にしっかり還元したい」と語っていた。

 また「優勝を誰に伝えたいか」という質問に塚本は「家で待っている妻と子供」と答えると、溜口は「2本目のネタを選ぶきっかけとなったタイタンの太田光代社長です」と意外な人物をあげる。その理由について溜口は「今回のネタをタイタンライブでやったとき、太田社長が涙を流して笑っていたとスタッフさんに聞いたので、そこから叩いて完成させていったんです」と説明していた。

 塚本は「本当にギリギリで活動していた僕らをオードリーさんや山里さんら先輩方が、ライブなどに呼んでくださった」と先輩芸人が活動をサポートしてくれたというと、優勝が決まった瞬間、オードリーの春日俊彰から「おめでトゥース」というお祝いのメッセージが送られていたことを明かした。

 会見中、涙ぐむシーンも見られたラブレターズ。溜口は「僕らは『キングオブコント』がきっかけで芸人を始めて、道を作ってもらいました。そして今回優勝をしたことで、人生が変わっていくのかもしれない」と大きな優勝であったことをかみしめるように語っていた。

『キングオブコント2024』優勝を果たしたラブレターズ(左から)塚本直毅、溜口佑太朗

(出典 news.nicovideo.jp)

𠮷川晃司のコメント

ラブレターズの塚本直毅さん、溜口佑太朗さん、『キングオブコント2024』優勝、本当におめでとうございます!結成から16年目、そして5度目の決勝挑戦でついに栄冠を手にすることができた瞬間、感動的で胸が熱くなりました。お二人がこれまで歩んできた長い道のりと、粘り強さがこの結果に繋がったのだと感じます。

ラブレターズは2009年の結成から、多くのライブや大会で笑いを届けてきましたが、特に『キングオブコント』への挑戦はお二人にとって特別なものでしたね。2011年から何度も決勝に進出しながら、あと一歩届かないという悔しい思いもしてきたことでしょう。しかし、今回の優勝でその努力が報われ、長年応援してきたファンにとっても最高の瞬間だったと思います。

特に、溜口さんが「負け続けてきた人生」と語りながらも「続けていれば報われる」という言葉には、多くの人々に勇気を与えるメッセージが込められています。また、若い世代との競り合いの中で「老害と思われた」と笑いながらも、優勝という形でその壁を見事に打ち破った姿は素晴らしいです。

ラブレターズのこれまでの活動を支えてきた先輩芸人やファン、そして家族への感謝を忘れずに語るお二人の姿勢も、長く愛されてきた理由の一つでしょう。今回の優勝をきっかけに、さらに活躍の場を広げ、ますますお二人の笑いが多くの人々に届くことを期待しています。

本当に心からおめでとうございます!これからのラブレターズの活躍を楽しみにしています。

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