『ナイトスクープ』西田局長の追悼回:3代目秘書・松尾依里佳が涙ぐむ、大切な“局長賞”秘話も明かす

『ナイトスクープ』西田局長の追悼回:3代目秘書・松尾依里佳が涙ぐむ、大切な“局長賞”秘話も明かす

 ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』(毎週金曜 後11:17 ※関西ローカル)が1日、放送スタートした。今回は、10月17日に亡くなった二代目局長の西田敏行さんを偲ぶ追悼回を送る。

【番組カット】局長席に飾られた西田敏行局長の写真

 番組冒頭、2001年の西田敏行さんの局長就任回の映像でスタート。ハットをかぶった西田さんが「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する探偵ナイトスクープ。わたくしが新局長の西田敏行でございます」と軽快にあいさつした。

 その後、喪服姿の歴代探偵、秘書たちが集結したスタジオの映像に切り替わり、間寛平は「えー、びっくりしたのと、いや、嘘やろと思いましたね。信じられなかったです」と訃報を聞いたときの心境を吐露。

 2代目秘書の岡部まりは、西田さんとの思い出について「1番最初に初めて西田局長があの席にお越しになって、なんとなく不思議だったのは、最初のVTRに行った時に、こっちがオフになったら『まりさん、もうリハないの』って。カメリハだと思って(いたので)『局長、この番組はリハもなければ打ち合わせもありません』って。『えー』っておっしゃって、『面白いね、こんなこんなライブで撮るの』っていうのがとても印象的でした」と明かした。

 また、3代目秘書の松尾依里佳は「ほんとに大きな大きな番組の良心でした。依頼者の方がそもそも西田局長なら、この自分のこんな思いでも、きっと受け入れてくれるって思って、信じて依頼をしてくださいました。もうその通り、西田局長は全てを温かく包み込んでくださって。ほんとに皆さん、西田局長の涙が見たくて、ご依頼くださってた、なんかそういうのがありましたよね」と涙をこらえながら思い出を話した。

 続けて、石田靖が「今夜は西田さんに 哀悼の意を表して西田さんご自身が大好きだったVTRをお届けします」と説明し、カンニング竹山が「これはですね、視聴者の皆さんには公になっていないんですけども、実は毎年探偵とスタッフとみんなで(行う)忘年会でですね、西田局長がその年のベストVTRを局長賞として選んでいたんです。今夜はその中から3本の名作を厳選いたしました」と補足。

 最後に寛平が、「それでは、2代目局長、西田敏行さんが愛したナイトスクープ、お楽しみください。どうぞ」とVTR振りを行った。


Yahoo ニュース

(出典 news.nicovideo.jp)

𠮷川晃司のコメント

『探偵!ナイトスクープ』での西田敏行さんの追悼回は、番組の温かさと彼の存在感の大きさを改めて感じさせる、心を打つ内容でした。西田さんが新局長に就任したときの軽快な挨拶は、今でも多くの人々の記憶に鮮明に残っており、彼の魅力とユーモアが凝縮されていた瞬間です。ハットをかぶった姿は、まさに番組の象徴として、ファンの心に強く刻まれています。

歴代の探偵たちや秘書が集い、彼の思い出を語る場面は非常に感動的でした。間寛平さんの「嘘やろと思いました」という言葉は、突然の訃報に対する衝撃を物語っており、西田さんがどれだけ愛されていたかを感じさせます。2代目秘書・岡部まりさんのエピソードも興味深く、西田さんが「探偵ナイトスクープ」の自由でライブ感溢れる収録スタイルに驚き、楽しんでいた様子が伝わってきます。西田さんの純粋な驚きと好奇心は、番組の一体感を生み出した要素のひとつだったのでしょう。

松尾依里佳さんが「大きな番組の良心」と評した言葉には、依頼者に寄り添い、全てを温かく受け入れていた西田局長の優しさが込められています。視聴者が彼の涙を見たくて依頼を送ったというエピソードも、西田さんの感受性と人間味が視聴者に深く響いていたことを象徴しています。

さらに、西田局長が毎年忘年会で選んでいた「局長賞」のエピソードは、多くの人にとって初めて知る内容だったのではないでしょうか。この隠れた伝統が、彼の細やかな気配りと番組への愛情を物語っており、まさに西田さんの温かい人柄を表しています。

この追悼回は、視聴者にとっても西田さんの足跡をたどり、改めて彼の存在の大きさと「探偵ナイトスクープ」という番組の本質に触れる貴重な時間でした。彼の遺した笑顔と優しさは、これからも多くの人々にとって忘れられない思い出として生き続けることでしょう。

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