台風23号・24号が相次いで発生!11月に珍しいトリプル台風の影響とは?
台風23号、24号、相次いで発生 11月にトリプル台風
きょう9日(土)午後3時頃、フィリピンの東海上で発達中の熱帯低気圧が台風23号(トラジ-)になりました。
同じころ、マーシャル諸島付近を発達しながら進んでいた熱帯低気圧が台風24号(マンニィ)に変わりました。
現在、これらの台風は西寄りに進んでいます。
■台風23号 9日(土) 午後9時
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中心位置 フィリピンの東
移動速度 西 30km/h
中心気圧 1000 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
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■台風24号 9日(土) 午後9時
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中心位置 マーシャル諸島
移動速度 北西 20km/h
中心気圧 1004 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
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台風23号は今後、西寄りの進路を取り、10日21時頃には一時的に暴風域を伴う予想です。その後、11日にはフィリピンのルソン島に上陸し、南シナ海へ抜ける見込みです。
台風24号はマーシャル諸島を西寄りに進み、12日までににマリアナ諸島近海に達する見込みです。台風としてはそれほど発達する予想ではなく、12日にはマリアナ諸島近海で熱帯低気圧に変わる見込みです。
台風の発生は今月4日に発生した台風22号以来、5日ぶりとなります。今月に入ってからは2個目、3個目です。南の海上に3つの台風が同時に存在する例は珍しい状況と言えそうです。
台風23号、24号における日本付近への大きな影響は、現時点ではほとんどない見込みとなっています。
例年、11月以降は台風の発生、接近、上陸は少なくなりますが、11月の台風発生自体は珍しいことではありません。過去には11月に台風が上陸した例(1990年11月30日に和歌山県に上陸した台風28号)もあります。
今後更新される情報に注意していきましょう。
今回の台風23号(トラジー)と台風24号(マンニィ)の発生は、11月という時期を考えると少し異例であり、注意が必要です。フィリピン東海上とマーシャル諸島付近でそれぞれ発達したこれらの台風が、どちらも西寄りに進んでいるという点から、今後の動向によっては東南アジア地域や日本にも影響を及ぼす可能性があります。
11月の台風シーズン終盤での相次ぐ台風発生は、通常の台風シーズンとは異なる気象条件が影響している可能性があり、最新の情報を頻繁に確認することが重要です。