西田敏行さん死去、76歳 「釣りバカ日誌」など代表作多数

西田敏行さん死去、76歳 「釣りバカ日誌」など代表作多数

俳優の西田敏行さんが死去した。10月17日昼過ぎ、東京・世田谷にある自宅で死亡しているのが見つかったという。76歳だった。

1947(昭和22)年に福島県で生まれた西田さんは、67年にTBSの「渥美清の泣いてたまるか」で俳優デビュー。翌68年に青年座俳優養成所に入り、70年に「情痴」で初舞台を踏む。76年に「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(ともにTBS)で注目を集め、一気にお茶の間の人気を獲得した。歌手活動も精力的に行い、81年に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットした。

映画界でも長年にわたり活躍し、なかでも「釣りバカ日誌」シリーズは全22作が製作され国民的な人気作を主演として牽引した。ほか「植村直己物語」「敦煌」「学校」「ゲロッパ!」「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」「ステキな金縛り」「アウトレイジ ビヨンド」など、枚挙にいとまがない。今年12月に公開される「劇場版ドクターX」にも出演しており、10月8日に行われた完成報告会見にも出席していた。

10月8日に行われた「劇場版ドクターX」完成会見にも出席していた西田敏行さん

(出典 news.nicovideo.jp)

西田敏行さんは、日本の映画・テレビ・舞台において幅広いジャンルで活躍し、国民的な人気を博した俳優であり、歌手としても成功を収めた多才な人物です。その活躍は約50年以上にわたって続き、多くの名作を通じて日本のエンターテインメント界に深く貢献しました。彼の人生とキャリアを以下にまとめます。

1. 初期のキャリア

  • 1947年に福島県で生まれ、1967年にTBSのドラマ「渥美清の泣いてたまるか」で俳優デビューを果たしました。
  • 翌年の1968年には、青年座俳優養成所に入所し、演技の技術をさらに磨きました。
  • 1970年に舞台「情痴」で初舞台を踏み、その後、舞台でも活躍の場を広げました。

2. テレビドラマでのブレイク

  • 1976年のTBSドラマ「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」で一気に注目を集め、人気俳優としての地位を確立しました。
  • 西田さんはその後も、数々のテレビドラマで独自の存在感を発揮し、コミカルな役柄からシリアスな役柄まで幅広く演じました。

3. 映画界での活躍

  • 西田さんは映画でも数多くの作品に出演し、特に「釣りバカ日誌」シリーズでの主人公・浜崎伝助役が国民的な人気を集めました。同シリーズは全22作が製作され、日本を代表する喜劇映画のひとつとなりました。
  • その他、「植村直己物語」「敦煌」「学校」などの映画でも重要な役を演じ、名実ともに日本を代表する俳優としての地位を築きました。

4. 歌手としての成功

  • 西田さんは俳優活動と並行して歌手活動も行い、1981年にリリースした「もしもピアノが弾けたなら」が大ヒット。これは彼の代表曲となり、多くの人々に愛され続けています。
  • この曲をはじめとする彼の音楽活動もまた、俳優業と同じく高く評価されました。

5. 幅広いジャンルでの挑戦

  • 西田さんの魅力はコメディやシリアスな演技だけでなく、バラエティ番組でも発揮されました。彼の親しみやすい人柄とユーモアセンスは、幅広い年齢層から支持を得ていました。
  • さらに、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」「ステキな金縛り」「アウトレイジ ビヨンド」といった作品でも、個性的な役柄を演じ、彼の幅広い演技力が評価され続けました。

6. 晩年の活動と最後の出演作

  • 西田さんは晩年に至るまで精力的に活動を続け、今年12月公開予定の「劇場版ドクターX」にも出演していました。
  • 2023年10月8日には、同作の完成報告会見にも出席しており、彼の元気な姿が見られていましたが、突然の訃報に日本中が驚きと悲しみの声を上げています。

まとめ

西田敏行さんは、俳優としても歌手としても、日本のエンターテインメント界に多大な影響を与えた稀有な存在です。彼の温かみのある演技と、多くの名作を通じて見せた人柄の魅力は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。彼の作品は、時代を超えて語り継がれることでしょう。

どうか安らかにお休みください。

𠮷川晃司のコメント

西田敏行さんの訃報に接し、深い悲しみと喪失感を感じます。長年にわたり日本の映画、ドラマ、そして音楽に多大な貢献をされ、彼の温かい演技や人柄が多くの人々に愛され続けてきました。特に「釣りバカ日誌」シリーズや「もしもピアノが弾けたなら」といった名作は、今も心に深く刻まれています。

西田さんが私たちに残してくれた作品の数々は、これからも多くの人々の心に寄り添い続けるでしょう。どうか安らかにお休みください。ご家族、ご友人、そして彼を愛したすべての方々に、心からお悔やみ申し上げます。

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