松本人志が訴訟取り下げで復帰待望論も、“アテンド役”芸人たちが沈黙を貫く理由とは?
《松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます》
11月8日、「週刊文春」の発行元・文藝春秋社との訴訟取り下げを発表した松本人志(61)。吉本興業は冒頭のように発表した。
1月より、裁判に注力するため活動休止していた松本。訴訟取り下げの知らせを受けてか、8日にさまぁ~ず・三村マサカズ(57)はXに《松本人志復活!ですなぁ。 いいねーーーー!》と投稿。オズワルド・伊藤俊介(35)も同日、《松本さん!!ダウンタウンが戻ってくる!!やっと!!嬉しすぎ!!ランジャタイ国さんの眉毛が生える!!!》とXに投稿し、波紋を呼んでいる。
「松本さんは今回、《強制性の有無を直接に示す物的証拠はない》と発表し、《参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》とも謝罪しています。
いっぽうで、『文春』は松本さんからの被害を告発する女性の証言をいくつも掲載してきました。少なからず“不快な思いをした”から女性たちは告発に踏み切ったのでしょう。それだけに松本さんの復帰に対して喜びの投稿をするというのは軽率だと、インターネット上で指摘されています」(芸能関係者)
しかしこうして松本の活動再開を歓迎する芸人がいるいっぽうで、沈黙を貫く芸人たちが――。
「『文春』が報じた松本さんの飲み会で、女性参加者を集める“アテンド役”芸人の存在も明らかになりました。記事内で名前が挙げられたのはスピードワゴン・小沢一敬さん(51)、パンクブーブー・黒瀬純さん(49)、クロスバー直撃・渡邊センスさん(40)、たむらけんじさん(51)です」(前出・芸能関係者)
小沢は報道を受けて1月から芸能活動を自粛。以降SNSの更新も途絶えている。
「たむらさんは1月、性加害は否定したうえで『そういう飲み会があったのは事実』と話しています。黒瀬さんは出演番組が一定期間放送見合わせになるなど、仕事に影響が出たことは事実。一連の報道の“当事者”としてやり玉に挙げられました。
しかし、たむらさん、黒瀬さん、渡邊さんは松本さんの訴訟取り下げ・活動再開の告知に対して言及していません。三村さんや伊藤さんが即座にリアクションしたのとは対照的な対応となりました」(前出・芸能関係者)
果たして、“アテンド役”と報じられた芸人たちの今後はいかに――。
スピードワゴンの小沢一敬さんについても、この問題における立場は非常に微妙です。報道によれば、小沢さんは松本人志さんの飲み会での“アテンド役”として関与したとされ、その後の対応として2024年1月から芸能活動を自粛し、SNSの更新も途絶えています。このような状況は、彼が問題の深刻さを認識し、一定の責任を感じているためと考えられます。現在まで、訴訟取り下げや松本さんの活動再開についても一切の発言を避けていることは、その意識の表れとも言えるでしょう。
小沢さんは長年の活動を通じて、穏やかなキャラクターで親しまれてきましたが、今回の報道によって彼の立場も大きく変わったようです。松本さんの復帰に対して、一部の芸人が軽率にも喜びを表明する一方で、小沢さんが発言を控え続けているのは、彼自身が受け止めるべき責任について深く考えている証拠とも言えるかもしれません。
このような小沢さんの対応は、彼が今後どのような形で芸能活動に復帰するのか、あるいは復帰自体を慎重に考えているのかもしれません。
また三村マサカズさんや伊藤俊介さんがSNS上で明るく祝福の言葉を発信したことに対して、「軽率だ」という批判が出るのは当然でしょう。性加害疑惑をめぐっては、松本さんの行為に傷ついたとされる女性たちの告発が背景にあり、それを軽んじるかのような発言に不快感を抱く人が多いのも無理はありません。復帰を歓迎する声が挙がるたびに、被害を訴えた側の痛みを軽視しているという印象を与えてしまうリスクもあり、慎重な対応が求められる場面です。