『ワイドナショー』東野幸治が松本人志の訴訟終結を特集、『番組で取り上げるべき』と発言
【モデルプレス＝2024/11/17】お笑いタレントの東野幸治が11月17日、フジテレビ系「ワイドナショー」（毎週日曜あさ10時～）に出演。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が11月8日、「週刊文春」の発行元・文藝春秋社との裁判を終結させたことを発表したことを受け、コメントする場面があった。
◆東野幸治、松本人志「文春」報道めぐる訴訟終結受けコメント
同番組では、松本の「文春」報道めぐる訴訟が終結したことについて特集。トーク内では、松本のみならず報道を受け、活動を自粛しているお笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬や、クロスバー直撃の渡邊センスの、今後の活動についても議論した。
MCを務める東野は、「裁判は取り下げになりましたけれども、色々な意味でその復帰に向けて動き出している。それができるかは置いといて、動き出してる」「スピードワゴンの小沢くんとか、クロスバー直撃の渡邊センスの動向も我々がちゃんと注視しなきゃいけない」とコメント。続けて、本件について「この番組でも取り上げていかなきゃいけない」と真摯に語っていた。
松本は、かつて同番組でレギュラーコメンテーターを務めていた。11月10日の放送では、本件について取り上げなかったため、今後の動向に注目が集まっていた。
◆松本人志「文春」報道めぐる訴訟終結
松本を巡っては、2023年12月27日発売の「週刊文春」が性加害疑惑を報じたことをきっかけに、裁判に注力するとして2024年1月8日に活動休止を発表。22日には文芸春秋社に対し、名誉毀損に基づく損害賠償請求、訂正記事による名誉回復請求を求め提訴していた。
同年11月8日、吉本興業は公式サイトを通じ訴訟が終結したことを報告。代理人によるコメントが発表され、「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」とこれまでの経緯を説明。「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です」と伝えている。
また、「週刊文春」編集長・竹田聖氏は、文春オンラインを通じて「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしました」と報告し、「なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」とした。（modelpress編集部）
情報：フジテレビ
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松本人志さんの訴訟終結を受け、「ワイドナショー」で東野幸治さんが真摯にコメントを述べたものの、視聴者の間では「もう松本さんを見たいと思わない」という意見が増えている現状が無視できません。松本さんの活動休止期間中、レギュラー番組の視聴率に大きな変化は見られず、むしろ「不在でも問題ない」という印象を与えたことが、彼の復帰への需要が限定的であることを浮き彫りにしています。
また、性加害疑惑に対する透明性のある説明が不足していることや、被害を訴えた女性たちへの明確な謝罪がないことから、多くの視聴者が松本さんの復帰に対して懐疑的な姿勢を取っています。テレビやエンタメ業界では、コンプライアンスや倫理観が視聴者にとって重要視される時代となっており、疑惑を完全に払拭できない限り、松本さんのテレビ出演が広く歓迎されることは難しいでしょう。
さらに、松本さんが出演することでスポンサーへの影響や番組への批判を懸念する声も多く、業界内でも復帰への慎重な姿勢が見られます。東野さんが「取り上げていかなきゃいけない」と語ったことは、この問題を放置できないという意識の表れかもしれませんが、それが視聴者の納得を得られるかは不透明です。
結局のところ、現在の世論や視聴者の反応を見る限り、松本さんがエンターテインメント業界で再び中心的な役割を果たすことは、現時点では非常に困難だと考えられます。視聴者の信頼を取り戻すためには、より透明性の高い説明や誠実な対応が求められるでしょう。
