フジテレビCM差し替えの舞台裏で注目集まる「還暦旧ジャニーズ歌手」の皮肉な結果とは?

フジテレビCM差し替えの舞台裏で注目集まる「還暦旧ジャニーズ歌手」の皮肉な結果とは?

中居正広(52)の女性トラブルをめぐる騒動でフジテレビのCMを差し止め、見直しする企業が相次いでいる。

1月20日までにトヨタ自動車、花王、NTT東日本、セブン&アイ・ホールディングス、日本マクドナルドなどの企業が次々とCMの差し替えを表明。これを受け、フジは「多数の広告主・広告会社にご迷惑をおかけしております」とのコメントを発表した。

その後も“CM差し替えドミノ”の動きは拡大し、現在までに50社以上の企業がCMを見直したか見直す予定があるという。実際、21日放送の朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、半分以上のCMが「公益社団法人ACジャパン」(以降、AC)のものに差し替わっていた。

フジでACの広告ばかりが繰り返し流されるなか、とりわけ視聴者の注目を集めているCMがある。それは歌手の近藤真彦(60)が出演する「一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」のCMだ。

「還暦を迎えた近藤さんがコンサート会場でステージから観客に向けて、『みなさん、盛り上がってますかー?』と呼びかけるところから映像がスタート。観客からは『イエ~イ!』と大きな歓声が返ってくるのですが、近藤さんは『声が小さいな』といい、繰り返しコール&レスポンスを求めます。

そのなかで自分の耳が遠くなっていることに気づき、『聞きかえし、聞き間違いが多くなったら、耳鼻科での聴力検査をおすすめします』というナレーションが流れる、という難聴啓発のCMです」(テレビ誌ライター)

ユニークな内容で、Xでは《マッチの耳が遠くなるACのCM面白いな》《今年のACの中だとマッチのやつ一番好き》と軒並み好評のようだが――。

「近藤さんは20年11月に『週刊文春』で25歳年下の女性との5年間にわたる不倫疑惑を報じられ、旧ジャニーズ事務所が無期限の謹慎処分を発表。その後、自粛中の21年4月に明白な説明がないままに突如退所を決断しました。“ジャニーズの長男”とも称される立場にあった近藤さんの突然の退所劇には当時多くの批判が集まりました。

そんな近藤さんのCMが、20年3月に独立のため同じく旧ジャニーズを退所しながらも後輩たちの“兄貴分的存在”だった中居さんの女性トラブルをきっかけに注目されることになるとは……。なんとも皮肉な結果になりましたね」(前出・テレビ誌ライター)

今後もCM差し替えの流れが広がるようなら、フジでマッチの顔を見る機会がさらに増えるかもしれない。

(出典 news.nicovideo.jp)

  1. 企業の迅速な対応とブランドリスク管理
    多くの企業が中居さんのトラブルを受けてCMを差し替える判断を迅速に行ったことは、企業のブランドイメージを守るためのリスク管理として理解できます。広告におけるタレントのイメージは企業の信頼性と密接に関係しているため、この対応は妥当といえるでしょう。

  2. ACジャパンCMへの注目と視聴者の反応
    ACジャパンのCMが増え、特に近藤真彦さんが出演する難聴啓発CMが話題を集めている点は興味深いです。中居さんの件とは関係なく、このCMがユニークな内容で視聴者から好評を得ていることは、意外な形でポジティブな話題を提供しています。

  3. 過去のスキャンダルとの皮肉な関連性
    近藤さん自身も過去にスキャンダルで批判を受けた経験があり、その彼が出演するCMが中居さんのトラブルを機に注目されるという状況は確かに皮肉な結果です。しかし、こうした状況が新たな議論や関心を呼び起こすこともメディアの特徴でしょう。

  4. フジテレビへの影響
    50社以上がCMを差し替えたことで、フジテレビの広告収入や番組編成への影響が懸念されます。視聴率やスポンサーの信頼を取り戻すために、今後どのような対応策を講じるのか注目されるべきです。


この件を通じて、タレントのスキャンダルがメディアや広告業界に与える影響の大きさが改めて浮き彫りになりました。一方で、視聴者がCM内容に注目し、ポジティブな意見を発信する姿勢はメディアの多面的な可能性を示しているともいえるでしょう。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事