兼近大樹、24時間テレビでのマラソンのギャラ額に驚愕!本音を明かす
“チャリティー番組”と謳う「24時間テレビ」(日本テレビ系)のギャラをめぐり、新たな証言が飛び出した。9月10日、YouTubeチャンネル「秘密結社コヤミナティ」にゲスト出演したお笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、かつて同番組のマラソンにチャレンジした際のギャラ事情について正直に打ち明けている。
同チャンネルは巷に広がる都市伝説の真相を紹介していくもので、この日の動画では、2022年に「24時間テレビ」の100キロマラソンに挑んだ兼近と、同番組のギャラにまつわるウワサへと切り込んだ。
一部報道では、今年の「24時間テレビ」でランナーを務めたお笑い芸人・やす子に1000万円もの高額なギャラが渡ったとも報じられていたが、2年前の当事者である兼近は「ほぼもらえませんから」「ボク、走りましたけど、もらってないですから」と暴露。続けて、「たぶん、歴代ではもらってた人もいるかもしれませんが、時代が違いますから。ボクらの代は全然もらえない」「いろいろ、人(タレント)によるんですけど」とも意味深に語ると、「普通のテレビと同じ出演料」と明かしている。
兼近自身、チャリティーマラソンへの出演が決まった際、そのギャラが気になってネットで情報を調べたところ、「24時間テレビはギャラがめっちゃもらえる」「兼近のギャラも数千万円が確定」などと書かれていたというが、実際にはその規模の金額は「全然入らない」とぶっちゃけ。「嘘つき! 本当にネットは嘘つき!」「ふざけんな!と思いましたよ。ビックリした」「ネットに書いてあることはほぼ全部ウソですよ。オレ、現実を知ってるから。見てるんで、自分の給与明細を」などと嘆いていた。
「『24時間テレビ』のギャラをめぐっては、過去に司会を任されたことがあるダウンタウン・松本人志が『ギャラもらいましたよ。だって、それはやっぱり仕事やから』と告白したかと思えば、やす子は今回の“1000万円説”を『デマ』だと一蹴し、自身は『一銭もいただいてないですよ!』『自分の申し出なので』などと説明。兼近も松本もやす子も、共通するのはチャリティーでありながら、受け取りを拒まない限りはギャラが発生していたということになります。ただ、兼近とやす子は本番のマラソン以外に、何日も前から走り込みなどのトレーニングを行っていますから、兼近が言うような『普段と同じテレビ出演料』では割に合わず、所属する吉本興業が納得するのかは疑問が残るところ。考えられる可能性としては、日本テレビ側は“普段以上”のギャラを支払ったものの、単に吉本が兼近に通常の出演料分しか渡していなかったということはあり得るでしょう。兼近が表現した“タレントによる”との証言は、事務所とのギャラ配分が芸人のランクによって異なるという意味だったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
過去には、メインパーソナリティを務めた嵐に対し、5人分のギャラ「5000万円」が支払われたとも報じられたことがある。
何日もトレーニングを重ね、100キロを走り切った兼近からすると、“何でオレはいつも通りの金額なの?”とグチを漏らしたくなるのも致し方ないところだろう。
(木村慎吾)
この記事から感じることは、「24時間テレビ」のチャリティーの本質が曖昧になっている点です。番組自体が「チャリティー」を掲げているにもかかわらず、出演者にギャラが支払われるという事実が繰り返し指摘されています。これは多くの視聴者にとって矛盾して感じられる部分であり、特に今回の兼近大樹さんの発言は、この問題をより一層浮き彫りにしています。
本来、チャリティーは無償の貢献や支援が主旨であるはずですが、ギャラが発生することで、その意義が薄れてしまう可能性があります。さらに、ギャラの金額がタレントや事務所の影響によって異なる点も透明性に欠け、視聴者の信頼を損なう要因となりかねません。
また、ランナーが100キロ走るために何日も準備を重ねているにもかかわらず、その報酬が他の仕事と変わらないという話は、労働に対する対価が適切に評価されていないとも考えられます。このような状況は、チャリティーという名目のもとで行われていることに対して、視聴者からの批判が生じるのも無理はないでしょう。
「24時間テレビ」は長年にわたって大きな影響力を持つ番組ですが、今後はそのチャリティーのあり方や出演者の報酬に関する透明性をさらに高めることが求められます。視聴者に対しても、より誠実な姿勢での説明が必要だと感じます。